鹿児島県奄美大島北部の龍郷(たつごう)町の安木屋場(あんきゃば)海岸に16日、小型のクジラ「コビレゴンドウ」が打ち上げられた。呼吸をしていたため、住民らで海に戻そうと救助活動を続けたが、最後は力尽きた。近くでは赤ちゃんクジラも死んだ状態で見つかった。2頭は母子とみられる。
16日早朝、路線バスの運転手が波打ち際に大きな黒い物があるのに気付き、近くの住民を通して奄美クジラ・イルカ協会などに連絡した。
見つかったクジラは、まだ呼吸をしていたので、住民や同協会員ら10人で持ち上げるようにしながら計3回、海に戻そうとした。だが、その度に打ち上げられてしまい、息絶えた。3回目のときには、波打ち際に打ち上げられている小さなクジラも発見。すでに息はしていなかった。
救助活動をした近くのキャン…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル